名古屋と言えば「鰻のひつまぶし」が有名ですが、私は本物を頂いたことがないので名古屋の友人に是非とも連れて行って下さるようにリクエストをしていました。
招待して下さったのは有名な「蓬莱陣屋」本店でした。
お店の門に近づくともう良い匂いがしてきて、食欲をそそります。玄関前に人影が無かったので空いていると思ったのもつかの間、中に沢山の人が並んでいました。
4時半からの営業です、5時過ぎに着いた私たちは予約を入れてあったので並んでる方々には申し訳ないのですがお部屋に通していただきました。
私たちはうなぎの懐石料理で予約していただいてましたが、聞くとひつまぶしのみの方は予約が出来ないそうです、
先ず出てきたのが鰻ざく(うざく)です。
鰻は東京風の焼き方でとても美味しいです。私は鰻は関西風より東京風が好みです。
ここでビールからもう既に地酒を冷酒で頂きます。きゅうりの酢加減が酸っぱすぎて鼻のてっぺんに汗がでました。
鰻の肝、5個も出てきました、今までパサッとして硬くて余り好きでなかった肝でしたがフンワリしていて美味しくみんな頂きました。
白焼きです、板長のアイデアでキャビアを乗せて生姜酢で頂くように成っています。
しかしこれはハズレです、私はシンプルに生わさびをたっぷり乗せて頂きたかったです。
鰻巻き(うまき)
アツアツのトロトロでこれは素晴らしかったです、お酒よりご飯が欲しくなりました。お味が少し濃い目なのですね。
次ぎに仲居さんが動く伊勢エビを指でグッと押さえてお披露目に来られました。
これがお造りに成るそうです。
「あの小さい海老は誰の所へ行くのか」等とワイワイ言って、フッと開いている障子の間から廊下越しに外を見ると・・・
門の外まで行列が続いていました。申し訳なくて障子を閉めました。
お造りが出てきました、伊勢エビ、鯛、トロです。
久しぶりの伊勢エビのお刺身、あっという間にたいらげてしまい、お向かいの男性の分まで頂いちゃいました。
いよいよ待望の櫃まぶしです。沢山入っています、こんなに頂く人は居るのでしょうか?
頂き方のレクチャーを受けます。
①お櫃のご飯を四等分に分けます
②1/4はそのままで頂きます
③次の1/4はわさびとネギ、海苔をのせていただきます
④次の1/4は③と同じように薬味をのせて更にお出汁をかけて頂きます
⑤残りの1/4はよく考えてお好きにどうぞ
と言うことでした。
では1/4をお茶碗に取り1口頂きました、身は柔らかくてとろけそうなのに表面はパリッとしています、もう一口!これはパーナーで身の表面を焼いている様に思いますが如何でしょうか?
お店で頂かないとこのお味は解らないでしょうね、お持ち帰りにするとパリッとした食感が無くなりそうです。
1口目では半分は頂けそうかな、と思いましたがとても無理です。まだ最初の1/4なのに薬味をのせました。
その後お出汁をかけました、しかし意に反して半分も頂けませんでした。今なら充分にお櫃1杯でも頂けますが残念でした。
私たち6人中、男性2人が間食しました。その1人が家人でした、そのせいで夜には朝より2kgも体重が増えていたそうです。
鰻には普段山椒を振りかけますが、このお店には置いてありません。癖を消す必要など無いというプライドなのでしょう、私も必要では無かったです。
デザートです。
ここの櫃まぶしは気に入りました。次回は頑張って完食しましょう。(やはり無理かな?)
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